音響構成 「夢をのみ 百億の昼と千億の夜に」

番組名:音響構成 「夢をのみ 百億の昼と千億の夜に」
制作日:1986年2月10日 ~14日 (放送日不明)
番組マスター音源: 56分45秒 (別途:収録模様 27分07秒 のおまけつき)
NEW Century’s Edition(R.M.U.による再編集版) :  37分25秒 (作者の了解を得て 37分半の短縮・効果音補完版を作成)

出演者スタッフ
プラトン:吉田卓也
シッタルダ:斉藤隆幸
阿修羅王:岩崎知子(V83)
イエス:古庄矢須志(B85)
ナレーション:高倉誠

群読
武久万里子(B82)・加藤裕子(S84)・
小川朋子(B84)・奥川恭子(L84)・
江口一政(D84)・佐納正幸(B84)・
高橋満(P84)・中川浩慶・
谷勝康(S85)・細見明弘(B85)
原作:
光瀬龍「百億の昼と千億の夜」
ハヤカワ文庫
脚本・演出:
高倉誠(L82)
技術:
斉藤隆幸(L83)・吉田卓也(B81)・高倉誠
効果:
高倉誠・中川浩慶
クレジット表

■■■ 音源ページについて ■■■
<< 音源公開ページは「研究員限定」です >>
1986年2月制作の「オリジナル・マスター版」そして、ワークテープと、WEB公開にあたって、
当時の制作者高倉誠さんの了解を得て作成した、後述の「 Century’s Edition」の3本の音源をUPしています。


【高倉誠研究員より】

卒業を控えた86年1月か2月に、卒業制作として、音響構成『夢をのみ 百億の昼と千億の夜に』という特別番組を、みんなの協力で作りました。

原作は光瀬龍のSF「百億の昼と千億の夜」。
序章と終章は私の朗読、間の3章の主役には、「アトランティス」編には吉田さん、「キリスト昇天」編には古庄君、「仏陀と阿修羅」編には齋藤君と岩崎さんにお願いし、それを群読で囲むような形式の作品です。

実は、新年度での放送を依頼して、放送したという報告はもらったのですが、正確な日取りは分かりません。
私の出演番組は、これが最後かもしれません。


「New Century’s Edition」の作成について 佐伯孝志研究員より 2009年07月07日(火)19時21分

WEB公開にあたって、オリジナル版制作者の高倉さんの了解をいただいて、「New Century’s Edition」として、再編集と効果の補完とリマスターを行いました。
パソコンなどでの試聴を目的として、また、20年後のライフスタイルの変化に合わせて編集させていただきました。
1986年の制作当時のSONのアナログスタジオでの技術的限界や、予算や時間の制限などで、作者も思うように制作できなかった限界があるのではないかと感じました。そのため、あくまでも作者の意図を改変しない範囲で21世紀のデジタル環境の中で補完できるものもあるのではないかと考え、SON出身者でありまた元プロフェッショナル経験者として、リマスター版を作成させていただきました。
オリジナル版とはやや風合いの違う、濃い目の凝縮された味付けになっていると思います。

実はこの作品、高校時代のテープネットグループの一人がラジオドラマ化したのですが、やはり高校生時代の制作であることや設備や資金、人材の不足などで、思うような作品にならなかったという思い出のある作品です。

今回、あらためてこの作品に向き合う事ができて、まだまだ粗い編集ですが、オリジナル版のしっかりとした作品に助けられ、楽しい時間を過ごす事ができました


4月 28, 2024

Posted by B80-036