メモリアル・ポップス 第1回
番組名:メモリアル・ポップス 第1回
「QUEEN 39(サーティーナイン)」
【RMU制作】
放送日:1986年6月13日
出演者:天ヶ瀬幹夫(B80濱永)
スタッフ:構成 芦川新 / 技術 三木佐太郎 (B80佐伯)
「クイーン-39」
元「ぷろじぇくとはちまる」の濱永と原田、そしてSONの初期メンバー瀧と佐伯が立ち上げたインディーズプロダクションの『RMU』として制作した番組。
4人が4回生になり制作の中心から離れて、従来の集団のコンセプトとは別に、自分たちの作りたい、そして時間や予算などの制約を離れて番組を作ろうという趣旨で立ち上がったのが『RMU』。
具体的にどうこうというグループの制約はなく、時折々でユニットを組み、動いただけで、制約といえば『しょうもない番組は作らない』ということぐらいか。
その後、1985年に濱永清隆が富山の会社に入社し転居したためRMU富山としての制作活動を佐伯と共に開始。
SONに関連する事柄としては、1986年頃に「ボイセス・イン・ザ・ハーフムーン」と「メモリアル・ポップス」いう穴埋め番組を供給。1986年春ごろに作られたと思われ、この頃の穴埋め番組として4回分が1週間ほどの間にまとめて放送されている。
この『メモリアル・ポップス』は制作元のマスターはすでに失われていたが、SONの1986年の放送テープを起こしていて突然出てきてびっくり。
R.M.U.富山にて制作、穴埋め番組用としてSONに供給した模様。
記録に残っているものとしては、1986年6月13日(月)~6月20日(月)の間に4回放送されている。
四日市遺跡に「RMU富山」からSONに向けて供給された、SON用一本化4tr/2chの番組供給マザーが保管されていた。
これには「コヒースポット」4本も一緒に供給されているが、放送日が現在のところ不明。
この時期、「ラスト・パッセンジャー」も、芦川新によるスクリプトで江口一政選曲、城卓也ナレーションのものが複数回放送されており、おそらく、佐伯がSONを訪問し、置き土産に置いていったのではないかと考えられる。
(佐伯自身は、そういえばSONに遊びに行った記憶があるが詳しい状況は忘却の彼方。)
佐伯研究員より 2009年07月07日(火)17時07分
1986年のテープを起こしていて突然出てきてびっくりしたものです。
天ヶ瀬(濱永)がしゃべっていることと、この当時のラジオ番組としては独特のコンプのかかり具合やフェーダー操作の特色を聞く限り、多分私が技術だと思うのですが。
いわゆる「時報前5分番組」の形で制作され、前後の提供クレジット枠と30秒のCMチャンスも確保して、時報前の時報CMとコールとステブレCM(スポット)を引いて、3分45秒で終われるように作ってあるという、念の入れよう。(笑)
充分、白ネットの番販で売れるようになっているのがミソ。
SONに渡す前に某中部地方のFM局にでも買ってもらえば良かったかしら?(爆)
当時のSONメンバーに放送運行とかが好きな方がおられましたら、きっと興味を持って分析していただけたのではないかと思いますが。5分番組なので後テーマは5分まで保証してたので、SONでは実際には、SONの規定にあわせて、4分~4分30秒で放送されていたようですが、今回の公開にあたっては、制作者側の意図する秒数でFOさせていただきました。
天瀬 2013年06月26日(水)16時00分
実際、現場に入ると放送進行上の制約というのがあるのだが、これを如何にして遊ぶかという妙な事にこだわっていた時期があって、前枠をそっくり差し替えられたり、cue sheet上前CMになっているものを飛ばして後CM(HH)でも可能なようにしていたりと、判る人には判るように上手い具合に出来ている。この頃米国からのシンジケート番組を編集する仕事があって、これのin cueとかすごく勉強になった。当時JFNのネット縛りは時報後5秒スタートでそれが3秒に変更になったんだが、マスターに頼み込んで1秒後スタートとか、ロールチェンジに時報を巻き込んだりと、APCの機能を試すようにやりたい放題やってました。懐かしいですね。
佐伯研究員 2013年07月01日(月)14時28分
サウンドステッカーの後のかぶせ方とか、今でこそめずらしくもないかもしれませんけど、当時としてはかなり斬新だったかもしれませんね。
スタジオは私の勤務先のスタジオで夜に録ったのでしょうか。後テーマのFIの前のめり具合とかは、現役の技術さんでも今でもできない人が多いと思います。コミュニティに至っては皆無だろうと思います。
結局これって3本ともこの時期にSONで放送されたようなんですが、「放送したよ」という連絡がなかったので、続編は作らなかったみたいですね。放送の連絡あれば続編も作ったかも?なんですが。
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