AIRSスペシャル 第1回
番組名:AIRSスペシャル 第1回
「ザンフィルの調べ」
放送日:1982年11月6日 / 再放送1- / 再放送2-
出演者:語り 吉田卓也(B80)
スタッフ:制作構成技術 こたつ猫プロダクション
82年後期に発足したAIRSスタジオ(アベノ局)だが、なかなかレギュラー番組の制作が振るわず、当時は不定期の臨時放送扱いだった「第3放送」のマスター局としての業務が多かった。
まれに作られる番組もなかなか評価が一定せず、局長吉田の悩みの種であったに違いない。
そんな吉田局長が「演技演出実習(スタジオシアター)」の合間を縫って作ったのがこの番組。
「音楽番組」というと、ついつい、音楽の合間にフリートークを挟むような安易なものが多くなりがちな中、きちんと構成を決めてまじめに制作、AIRS制作番組として当時良い評価を受けていた。
あくまでも穴埋め番組扱いであったため、制作本数はわずかで、
現在確認ができているのは、
この回と、82年後期最終放送となった12月20日の第3放送での第2回「ポール・モーリアのクリスマスソング」、
そして、それから10カ月以上経過した、1983年9月24日の、
第3回「我が故郷を結ぶ橋~天草五橋」の3本。
この「ザンフィルの調べ」は、その評価の高さからか、この後2回も穴埋め枠で再放送されている。
また、丁寧に制作されているため、音質も良く、放送マスターになってもかなりの音質で残されていた。
AIRSの機材はほとんどがその後3代目KRS(平町)に移転設置されて使用されているはずだが、なぜか3代目KRSの音質はあまり良くないのは、電源などの関係なのだろうか。
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