ラスト・パッセンジャー 第11回
番組名:ラスト・パッセンジャー 第11回
「星空を眺めながらさりげなく相性を告げる」
放送日:1982年9月27日
出演者:武久万里子(B82)
スタッフ:構成 芦川新 / スクリプト 出屋敷良秀(どちらもB80佐伯) 技術 高倉誠(L82)
第2クール(82年前期)の後半は、1回生中心の臨時プログラム「第3放送」に組み入れられ、最終的に制作も1回生に任せられたこの番組。
第3クール(82年後期)最初の回は、結局スクリプターと選曲が佐伯に戻されている。
ナレーターは第15回(あるいは、第16回 ※放送テープ紛失のため詳細不明)までの5~6回は武久万里子が担当。
但し、この頃同時に「ナイトルーム」も担当する事になったため、
第17回は河村宏正、第18回は吉田卓也に変更となる。
ナレーションの後ろにかすかに聞こえる「呼び出し放送」から、収録はARSで行われているようだ。
但し、技術の音色や癖、そしてキューの出るタイミングを聞く限りは、佐伯が録音に立ち会っていないように思われるので、原稿と選曲をした後はだれか1回生に録音を任せているようだ。
(L82)高倉が、「万里子のナイト・ルーム」の記憶として、『ナイトルームの担当が石橋(B80)から武久(B82)にバトンタッチした当初、佐伯が武久に付いて指導をしていた』という記憶があったということだが、そもそも「ナイトルーム」は開始以来ARS(東山局)の担当番組で佐伯は一切参画した事がないため、1リスナーとして楽しんでいた。
つまり「ナイトルーム」は部外者だったので、その高倉の記憶は、この「ラスパセ」のものと思われる。
特に「かける曲を間違えて、あとで佐伯にやんわりと指摘された」ということなので、その記憶にある番組は、まさにこの「ラスパセ」第11回だったようだ。
芦川新 2010年09月13日(月)19時10分
この時、選曲したのは、1曲目と3曲目が、ハーブ・アルパートのコルネットサウンドが熱っぽく語る「プッシュ&プル」と「カリフォルニア・ブルー」
で、本来の2曲目が、Lee Ritenourの1981年のアルバム「RIT」からの「Countdown(Captain Fingers)」
間違えてかかった曲が、ジャン・クロード・ボレリーの「エンジェル・オブ・マイン」 トランペットが歌い上げる曲です。
たぶん私が高倉氏に渡した曲が、これらの曲がまとめて入っているテープで渡しており、高倉氏がテープのメニューを見ながら頭だしをしてくれたのかもしれない。
おそらく1,3曲目がトランペットに似た音色のコルネットだったので、2曲目も似たような曲がそのへんに入っていたので、「これだ!」と考えられて頭だしされたのだろうか。
リー・リトナーはギタリストで、この「カウントダウン」は「キャプテンフィンガー」という副題が示すとおり、彼のフィンガーテクニックを駆使したリズミカルで、かつうねる様な暑さを感じる曲。
たぶん、2人の登場人物の心情を描写して選曲したのだろう。
淡淡とタイトにリズムを刻むドラムが、二人の登場人物の心臓の鼓動のようにも思える。
1、2曲目とは曲調が全く違うので、そのコントラストも狙っているようだが、他の回を聞いても判っていただけるように、割と1曲目とは曲調の違うものを持ってきて、コントラストを印象付ける手法を狙っている事が、実は私の場合、多いです。
高倉氏は、彼の他の番組作品を聞いても、割と似たような曲調を並べる傾向があるので、選曲間違いはそれにも影響されたような気もする。
とにかく、忙しさにかまけて録音に立ち会っていない私がそもそもの間違いですね。
「Countdown(Captain Fingers)」の楽曲をYou Tubeで見つけたので聞いてみてください。
やっぱり、ここでは、ジャンよりもリトナーのこの曲の方がいいと思いますね。
2曲目はこの曲がかかっていると置き換えて聞いてみてください。
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