東屋八朔のおーい落語だ 第1回

番組名:東家八朔のおーい落語だ 第1回
放送日:1980年6月14日(現存する最古の番組の一つ)
出演者:東家八朔(P80-大倉)

SONとして記録テープが残っている最古の番組のひとつ。
6月14日の第1回が「お囃子について」
6月22日の第2回が「笑いについて」
タイトルコールで第1回は「わーいらくごだ!」と言っているが、
次の回では「おーいらくごだ!」と言っており、どちらが本当か不明。

企画的には面白いと思うのだが、八朔が内容を考えるのが苦しいようなので結局後が続かず、実質的には2回で終了となってしまったのが残念。
続けていければ面白い企画だったかも。
(文中敬称略)


<B80-036 佐伯 研究員より>

80年前期の記録の中に2回のみ残っている番組
「東家八朔のわーい落語だ!」

題名:石段
演奏:大阪芸術大学 落語研究寄席の会

この番組の出演は東家八朔さん。
第2金剛寮の当時一回生の、
横浜出身の、本名「大倉」さんということまで判明しているが、
いっしょにいたはずの瀧裕司が詳しいことを覚えておらず、現在の連絡先不明。
Facebookが一般化した現在、落語研究寄席の会のOBに聞いてみたら、連絡先が判明しそうな気もするが……。

さて、テーマに使われているのは、落語研究寄席の会の
演奏による「石段」という落語の出囃子。
主に高座に上がれるようになったばかりの新人の出囃子として使われる。
「石段をかけ上がるように出世しますように」という願いが込められた、テンポの良い出囃子。
この番組で使われている落研バージョンは、一般的なものよりテンポが遅いような気がする。

新米の落語家さん以外に勝手に選曲すると怒られるので注意。

1月 15, 2024

Posted by B80-036