SONドラマステーション 第14回
番組名:SONドラマステーション 第14回
「さよなら」
放送日:1983年5月11日
出演者:河村宏正(B80) 山口理恵子(B81) 波多利郎(B82窪田) 馬場順子(B82) みくいかずく(L82高倉) 実我実(B81吉田) 芦川新(B80佐伯)
スタッフ:原作 河村宏正(B80) 脚本演出 吉田卓也(B81) 技術 樫原和也(B81) 高倉誠(L82) 効果 山野小雀(B80佐伯)
「メル研」でなんとか枠を確保したあと、再放送で枠を埋め、
この回が本格的再開の日。
河村が2回生の実習の作品として書いた脚本を原作として吉田がリメイクしています。
共に野球に造詣が深い二人の作品で、野球ファンには琴線にふれるであろうという内容。
この作品は記憶に残っていた人が多いようで、研究所にも複数のコメントが寄せられたためサンプル音源を公開する事になりました。この機会に、当時の効果担当者として、時間や技術的な制約上心残りになってしまった部分を研究所にて追補、編集し「リエディット版」を作成しました。
(2024/11/21 新WEB版での再公開に合わせて、オリジナル音源のデジタルリマスターに戻しました)
<B83-059 須佐 修 研究員より>
B81の吉田さんのラジオドラマ番組「SONドラマステーション」
は1982年~1983年に制作された。
その中で1983年に作られた「さよなら」に使用された曲は、
<オープニングテーマ>
曲 名:心はなれて (Instrumental)
演 奏:オフコース
収 録:Over
<景浦とひろみが店で話をするシーンのBGM>
曲 名:ドヴォルザーク「新世界より」
演 奏:不明
収 録:不明
(BGMとして使用されたのか、効果音を録音した時に入った
音なのかもしれません)
<景浦が銀行強盗にボールを投げるシーン>
曲 名:僕のいいたいこと
演 奏:オフコース
収 録:Over
<景浦が復帰しリリーフで登板するシーン>
曲 名:一億の夜を越えて
演 奏:オフコース
収 録:We are
<エンディングテーマ>
曲 名:さよなら
演 奏:オフコース
収 録:SELECTION 1978-81
「SELECTION 1978-81」に収録の「さよなら」はミックスダウン
されています。オリジナル(シングル・バージョン)は「NEXT」、
その他BEST盤などに収録されています。
上記の曲のほかにジングルとして使用されているシンセの音
やギターの音が入っていますが、詳細は不明です。どなたか
ご存知の方がお見えになりましたら教えて下さい。
河村宏正研究員より 2009年07月03日(金)10時07分
「さよなら」について
この作品は、1981年秋頃、当初は放送研究会用の脚本として私が書き下ろしたのが発端でしたが、結局日の目を見ることなくお蔵入り…。
翌1982年、書き直したものを放送学科「ドキュメンタリー論」の課題として提出。
今度こそお蔵入りになってしまっていたものを、SONにて吉田卓也氏よって発掘、新たに書き直され、初のドラマ化実現に至りました。
録音は恐らく1982年の年末辺り、場所は阿倍野スタジオ(こたつ猫プロ)だったかと思われます。
ON AIRされたのは、奇しくも私がSONを退会した直後。
SONにおける私の遺作(死んでないけど…)となりました。
まさしく『さよなら』作品となった訳です。
ON AIR時には、確かKRSorARSからの微弱電波で聴いていたので、まともに聴けておらず、今回の発掘で初めて幻の作品とまともにご対面することが出来、感謝感激、感動致しました。
役者・河村宏正(かわむら こうしょう)の原点的作品とも言えます。
河村宏正研究員より 2009年07月03日(金)10時08分
「さよなら」を聴いて
いや~、我ながらイイ芝居してますねぇ!今聞いてもサブイボがたちませんでした(笑)。
現在曲がりなりにも役者をしている私ですが、
そんな私の原点がここにある、と言っても過言ではないでしょう。
原作者として…、
当時のスタッフ、キャストの皆さん、そして今回復刻してくださった須佐氏&佐伯氏に
心からの感謝と、拍手を送りたいと思います。ありがとうございました。
須佐修研究員より 2009年07月03日(金)10時09分
「さよなら」1983年5月11日
河村さんの作品。
オフコースの「さよなら」をテーマに使用。
吉田卓也 研究員より 2009年07月03日(金)10時54分
「さよなら」のUPありがとうございました。
佐伯さんに効果音の収録を全面的にご協力いただき、「匠」の技を存分に拝見することができました。
主人公がグラウンドを走り回るスパイクの音は、新KRS(旭ヶ丘)の前の空き地を走り回って収録したものですし、ラストシーンの電車の音は実際に近鉄の古市~喜志間を往復して収録しました。
効果音ひとつ作るのにこんなに苦労が必要だとは・・・
匠のこだわりに驚嘆した記憶があります。だから思い入れがあるのです。
河村さんのシナリオにもものすごい"オーラ"がこもっていましたしね(^o^)
私が関わった作品の中でも、印象に残っているドラマのひとつです。
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